ABOUT
私たちは1991年から30年以上に亘り、身体が不自由な子どもたち(重度肢体不自由児)のいすを一台一台フルオーダーで製作してきました。その数はこの今や10,000台をゆうに超えています。
その一つ一つの製作過程から得られた膨大なノウハウが私たちの今を支えているとともに、その積み重ねこそが、子どもたちから授かった「宝物」なのです。
その「宝物」を次の世代へとつなげるために、これからも更に磨きをかけていかなければなりません。
長年、子どもたちに真正面から向き合い研鑽を積む中で見えてきたことは、身体が不自由な子どもたちの「日々の辛さ」の多くは、「しょうがい」から直接起こっているのではなく「環境が整わない」ことこそが大きな「要因」だということです。
「しょうがい」は環境の中にあるのです。
私たちが作る「いす」をはじめとする様々な道具も、環境を作る要因の1つです。
子どもたちを変えるなどという大層なことではなく、その「いす」を通して環境を整えることが私たちの使命だと自負しています。
子どもたちが教えてくれた「キャスパー・アプローチ」という強みを最大限に活かして、その使命を全うすることこそが、アシストの価値なのです。